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9~10月のイベント振り返り(part1)

  • 執筆者の写真: cyclekiyoto
    cyclekiyoto
  • 11月1日
  • 読了時間: 4分

ついこの前までまだ暖かかったのに、急に寒さがやってきました。

急激な気温の変化は体調を崩しやすいです。皆様もどうかお身体ご自愛ください。


さて、先日行われた「世界遺産五箇山・白川郷観光サイクリング」について書かせていただきます。

10月11日土曜日、AM7:00に五箇山菅沼合掌集落に集合し、スタッフ全員の顔合わせと設営から始まりました。

当店は最後方でメカニック車として随行させていただきました。


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参加者数30名(うち2名はDNS)、天気は雨のち曇り、発走時には運よく天気が回復しました。

合掌の里から白川郷までの距離はおよそ20km、サイクリングとしては決して長い距離ではありませんが、それでも坂道や長いトンネルを通るため万全の装備とウェアは必須です。


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走るペースも普段のロードバイクの時とは違い、観光のためのスローペース。

全6グループに分かれて先頭と最後尾にそれぞれサイクルガイドを配置しての少人数ライドで行います。

道中にエイドポイントを用意するなど、安全面には万全の態勢を整えています。


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「エイドに出している給水に使われている水(い・ろ・は・す)は、この庄川で取水している」という話に耳を傾けておられた方も。

北陸地方で販売している「い・ろ・は・す」は砺波市に工場を構える庄川産(または岐阜県・ひるがの高原産)です。

ひるがの分水嶺から日本海へとつながるこの川で、治水や発電などで地域産業を支えてきた歴史があり、そして現在2つの世界遺産をつないでいる名水なのです。


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お昼に白川郷合掌造り集落に到着。そこで昼食休憩を取り現地ガイドさんによる集落の話に耳を傾けます。

高山藩領(のちに幕府領)と浄土真宗照蓮寺領の2つを合わせた大小100棟余りの合掌造りの生い立ちや伝統・産業など、岐阜白川ならではの知恵と工夫が建造物にどう活かされているかを学びました。


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集落内の散策時間の間に少し雨に降られましたが、再出発するころには再び上がりました。

参加者の中にどなたか「晴れ男さま/晴れ女さま」がいらしたのではないでしょうか?

本当にありがたいことです!


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当然ですが、集落内での乗車はできません。押し歩きを徹底して集落を後にします。

ここから先は下り基調。ウェットな路面も考慮して安全に走行していきます。


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長いトンネルや急坂を降りきったところで再び休憩。

この日は気温があまり上がらなかったので、体を冷やさないためのウェア選びも重要になります。


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合掌集落付近は自動車や観光客の往来が多かったのですが、そこから離れるとほとんど信号がなく、適度にアップダウンやワインディングが楽しめるコースとなっています。


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中にはこんな景色も。


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富山と岐阜の県境を行ったり来たりする飛越七橋の一つ「合掌大橋」

高欄が7色にそれぞれ色分けされているので「虹の架け橋」の愛称があります。



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途中の岩瀬家住宅前に立ち寄り。国の重要文化財に指定されているこの建物も含めて五箇山の合掌造りはかつて加賀藩領で、主に養蚕と塩硝生産で栄えてきた歴史があります。


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五箇山菅沼合掌集落に到着。

白川郷も五箇山も、山に囲まれた地形の性質上豪雪地帯のため、周囲の道路整備が遅れたことで奇跡的に合掌造りの構造を残すことができたそうです。

それぞれの地域で保存事業を立ち上げ、そして1995年、一緒に日本で6件目の世界遺産に登録されました。



サイクリングとしてはここで終わり、あとはスタート地点の合掌の里へ戻りライド終了となります。


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最後は合掌造りの家屋内で完走証と温かい鍋料理をふるまい、五箇山の伝承「ささら」を用いたこきりこ節の演舞を披露して会はお開きとなりました。

メカニックとしての仕事はパンクが1件のみで他に事故やケガはゼロで終えることができました。


2つの地域の伝統文化に触れる観光サイクリング、いかがだったでしょうか?

世界遺産登録30周年を記念した今イベント、反響が良かったら今回に限らず次回も何らかの形で開催してほしいものですね。


今回の報告は以上となります。その他のイベント報告については次回のブログでご紹介します。


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皆さん、お疲れさまでした!


2025.10.27

 
 
 

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